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民法 相殺(債権の消滅)

相殺(債権の消滅)

その8 相殺(債権の消滅)

【相殺】

債務者が債権者に対し債務と同種の債権を持っている場合、 債権と債務とを対等額によって消滅させる一方的な意思表示

《趣旨》

  • 法律関係を簡易に決済すること
  • 当事者間の公平を図る(弁済した後相手に破産されたら損をしてしまう)

《要件》

  1. 債権が対立していること(505条-1)
    • 債務者自身が債権を有している
  2. 対立する債権が同種の目的を有する(505条-1)
    • 「金銭債権」あるいは「種類債権」の履行地が違ってもかまわない(507)
  3. 対立する債権がともに弁済期にあること
    • (弁済期にない方が相殺をすすんでやればよい)
  4. 相殺を許さないものでないこと
    • 性質(ex.お互いに演技や公演をする)
    • 当事者の合意
      但し相殺禁止を知らずに譲り受けた第三者は相殺できる(505条-2)
    • 法律によって禁止
      • 不法行為による損害賠償請求権(509条)加害者は相殺できない
      • 差押禁止債権(510) 扶養料、恩給
      • 支払い差し止め債権(511) 差押債権者に相殺を主張できない
      • 同時履行のついた債権を自働債権として相殺できない

《方法》

  • 一方から他方に意思表示をする
  • 相手の承諾は必要ない(506条-1)
  • 条件・期限をつけることができない(506条-1但)

《効果》

  • 相当額において消滅する(505条-1)
  • 相殺の要件が備わったときさかのぼって効力を生じる(506条-2)
    遡及効

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