動物愛護管理法の解説。犬、猫、うさぎなどペットのトラブル。アパート・マンションでの迷惑。ケガさせた、ケガさせられた等  行政書士高田事務所・内容証明研究会
ペットトラブル、犬猫
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  ペットトラブルホーム > 犬のトラブル > 犬の多頭飼育の騒音・悪臭トラブル

犬の騒音・多頭飼育の騒音・悪臭トラブル

たくさんの犬を飼っている家があって、周囲が犬の泣き声や糞尿などの悪臭で困っていても、苦情を言っても、改善されない場合、どのように対応したらいいでしょうか

  1. 多頭飼いの実情
  2. 動物愛護管理法での措置
  3. 解決の方法、具体的対策

多頭飼いの実情

2,3匹の犬や猫をかわいがりながら飼い、近所への迷惑を最小限にしている家庭もありますが、その数が増えることによって、さまざまな問題が表面化してきます。

一般人がする多頭飼育の問題

  • 野良犬や捨て猫を拾ってくる
  • 飼いきれず、犬や猫を捨てる
  • 深夜までの犬・猫の鳴き声(散歩に行ってもらえないストレス?)
  • フン、尿の不始末

繁殖業者がする多頭飼育の問題

  • 繁殖目的なので、数百頭単位でペットを飼っている
  • 鳴き声、フン・尿など不始末の悪臭
  • 犬・猫の放置(食事を与えない)

数が多くなると、泣き声、悪臭、不衛生の3つの大きなトラブルを一気に抱え込むことも少なくなく、周囲に住む人にとっては日常生活を営むこともできなくなり、

また、飼われている動物たちにとっては不潔な環境で、動物虐待ともいえる状況下に置かれ、近年では社会問題化するケースも多くなっています。

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動物愛護管理法での措置

このようなトラブルが多くなってきたこともあり、

  1. 頻繁に発生する動物の鳴き声その他の音
  2. 飼料の残さ又は動物のふん尿その他の汚物の不適切な処理又は放置により発生する臭気
  3. 動物の飼養施設の敷地外に飛散する動物の毛又は羽毛
  4. 動物の飼養又は保管により発生する多数のねずみ、はえ、蚊、のみその他の衛生動物

これらの問題について、動物愛護管理法第25条で

多頭飼いの飼育のしかたや、保管のしかたが原因となって周辺の生活環境が損なわれていると判断できる場合は、都道府県知事は、飼い主にその状態を改善するよう勧告することができ、しない場合は命令を下すことができる。

としました。

ただし、勧告や改善は、4つの問題状況が、以下の2つの条件を満たしている場合に限られます。

  • 周辺住民が日常生活に著しい支障を及ぼしている
  • その支障が、複数の周辺住民からの都道府県知事に対する苦情の申出等によって、周辺住民の間で共通の認識となっている

なお、地方自治体の条例では、この動物愛護に関して独自の規制を設けている自治体もありますので、自分が住んでいる自治体の条例を一度調べてみることも必要です。

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解決の方法、具体的対策

具体的な対策としては、まず、動物愛護管理法に基づく行政指導が考えられますので、最寄の保健所・健康福祉センター(都道府県の管轄)などに実情を伝えて相談します。

また、都道府県知事からの勧告や命令を下してもらうためにも、同じような迷惑を被っている人たちと団結して行動することをお勧めします。

直接、飼育者に苦情を伝える場合は、内容証明郵便で、実情とどのような被害がもたらされているのかを伝えて、改善要求をしたり、

裁判所に対しては、犬の飼育差し止め請求や、実際に騒音などで体調を崩していたりするようでしたら、慰謝料などの損害賠償請求を起こすこともできます。

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